新年、明けましておめでとうございます。菅野です。
今年も、めでたく新しい年が始まりました。2025年。お変わりない方、いろいろと変化のあった方、様々かと思いますが、先ずは新しい年を皆様と迎えられたことが、とても素晴らしく思います。昨年は、新年早々の大災害が発生し、年末年始はその事を振り返る時間や機会が皆様にとっても、とても多い時間だったのではないでしょうか。かく言う僕も、主にテレビを通じてその時間がとても多かったと思います。
今思えば、有名人の皆さんが被災地に出向いて、その模様を番組として拝見できることは、日頃手前のことで手一杯な僕のような人にはとてもありがたいことであり、自身にとってもあの頃を思い出すような、切なくも心温まる、そんな思いが馳せた年末年始でした。
とにかく、能登災害によって甚大な被害を受けている皆様方には、1日も早い物理的平穏な日常を取り戻していただきたいと思います。心の平穏はまだまだ何年もかかると思いますが、先ずは環境を、取り戻していただきたいと切に願います。
株式会社ヴィンテージも4期目となり、新年を無事迎えることができました。
これもひとえに、日頃よりご愛顧頂いております皆様方のおかげであり、駆け足のように過ぎ去った年月を改めて振り返っているところです。未だ順風満帆とは言えないものの、一歩ずつ、その一歩が今までよりしっかりと肌感で感じられるような日々に、今は変わってきた、と言うのが率直な感想です。
昨年を振り返れば、思い浮かぶのはやはり新たな出会いであり、確かに事業を拡大していくためには必然とも言える出会いの繰り返しではありますが、人と人、という意味においても非常に実のあるお付き合いが生まれた年になったと思います。信頼できる企業、事業者あっての経営において、とても重要な時間を、昨年は多く機会を得ることができました。
文章がとても固くなりましたね。
つまりは、何を考えているのかわからない人との付き合いが減りました。(内緒)
謙りすぎました。笑
建設業というところは、沢山の人が関わっておりますし、とってもレッドオーシャンな世界です。ヤバい人も多くいます。(秘密)(もはや通例か)なんというか、そのような所に感ずる嗅覚も必要なわけで、この数年間で、様々な助言のおかげもあり、その辺りも鍛えることが徐々にできたかなと言えます。本心です。
信頼して任せられる。一緒に苦難と向き合ってくれる。
そんな関係をしっかり築けた、そんな一年でした。
それは建設業に留まらず、製造業であったり販売業の人も含め、知人友人、時が進む中でそれぞれの時間が変化していく中での巡り合わせも大きく、俗にゆう「これも何かのご縁」というものによって生まれているものであります。
「どんな人でも、よくよく知っていくと、人は大概いい人だ」
お正月休みの間に、そんな言葉も耳にしました。前述に矛盾しているかもしれませんが、まさにその通りだなと思いました。ただ会社を守っていく以上、いろいろな選択をしていかなければならないわけであります。
世の中は、大概2択で物事は進んでいきます。
「どっち」
この繰り返しでおおよそ1年が過ぎ去ります。歳もとったのでいろんな経験もしましたが、日々は、どっちを選ぶ決断力と、どっちも正解に持っていく操舵力が必要です。なぜなら必ず間違いはするからです。
近道から来る答えと、遠回りによってたどり着くであろう答えの両方が最初に思いつく技量が、この世を渡るには必要なんだと、個人的には考えています。あくまでこれは仕事の話です。そんな事が最初から身についているわけでもなく、月日によって身につくスキルだとは思います。それを教えてくれるのは、やはり人ですよね。
ここ数年は、「幸せの定義」についてよく考えます。
無論僕自身、人に助けられ生きている存在であることに間違いありません。今があることは、人の理解があって成立しているものです。力不足で人に迷惑をかけていることもまだまだあります。
これから先、それこそ今年がどんな年になるのかすらわからないのが人生ですが、残念ですが社会はある程度の目標を立て、それを正解と見立てて前に進まなければなりません。まあ、それが好きだから28歳から事業をし続けていることも否めませんが。笑
現在の経済事情、アメリカの分断や各国の移民問題、戦争など、目線を上げれば世の中にはいろんな問題がありますが、何が幸せで何が成功なのかは個人の物差しで測ればいいことであり、目の前に見える事柄、従業員や関係者、家族の幸せを願って日々を送ることが、僕らの幸せであり、毎年の目標であることは明白。今年も切に願うばかりです。
去年の後半あたりから、「趣味」に傾ける意識を強くしました。よく言いますが、趣味の時間を大切にすると仕事の能率が上がります。これは本当だと思います。昨年まで、自分の全てと言っていいほどの時間を仕事に傾けていました。が、やはり心身には重荷でした。必然
だったという思いもありますが、いつの日かその考えはやめ、自分は音楽人だということもあり、改めて「前の」自分の思考に少し戻しています。音楽だけではなく、身の回りのインテリアだったり古着など、もともと好きだった事に少し出費して気持ちをリフレッシュしています。特にインテリアが自分にとって癒しなのだなと、改めて気付かされました。笑
やっぱり空間って大事だなと、この仕事をしていうのもなんですが、そう思います。
昔流行ったことですが、僕はガキの頃から無人の部屋に音楽をかけておいて空気を活かしておく、そんなことをしている人間です。
IoTの走りです。
そんなことをしちゃってるところが、結局のところ僕の売りでありブランディングなんだと、ポジティブに置き換えてます。笑
そろそろ終わりにしますが、余談になりますが、今、医療系のドラマを観ながら感じることがとても多く、涙しながら楽しんでいます。これも趣味の一つですが。
あるシーンで老人の手を握るワンシーンがあり、その時ふと、親父のシワクチャの冷たい手を思い出しました。思い出したのはその冷たさでした。なんとも言えない、ただ生きているだけのようなその冷たい手の、愛しさと生の儚さとの思い出が心の中で感じられた時、記憶というものの高性能さに圧倒されました。
どうしてもこのことは書きたいなと思って書かせていただきましたが、なんというか、僕は幸も不幸も伝えたいわけではなくて、例えばディズニーのアトラクションで風が吹いたり足元を何かが走り去ったり匂いを感じたり、人工的に作られたものに人はわざわざ感銘を受けますが、僕らの生活には、そんなハイクオリティーな感覚が常に宿っているということ、これがどんなに素晴らしいことであり、生きていく上でいろいろな事に直面した時に活かされる感性があるということを、なんだか大事にしなきゃなって、思って書き残しました。
時代は常に変わり続け、それに伴って仕事の環境や生活も変化させなければいけませんが、様々な境遇が自分を育て続けることを信じて、これからのことに向き合っていきたいなと切に思います。時代を変えるような人間にはなれませんでしたが、手の届く範囲での幸せを大事にしていきたいなと。きっとこれは紛れもない正解だと思います。
岩手への進出も少しずつですが着実に進んでいます。1975というプロジェクトも今年は推し進めます。「衣食住のプロデュース」という、アニエスべーに触発されて20歳くらいの頃に掲げた目標を、今具体的にしたいと模索しているところです。「やらないで後悔するより、やって大成功」という令和ロマンのボケが大好きです。
冒険すると、また迷惑かけることもあるかもしれませんが、これは会社の事業として冒険する所存です。笑
今更「夢」というものを掲げるのも、腰が痛い今年50歳の僕がいうのもアレですが、少数派の意見を大事に、たまに長いものに巻かれながら、石橋のど真ん中を突っ走りたいと思います。
突っ走るためにも、今年は身体を大事にして、オンとオフを両立させた立派に見えるオジサンになるのが、今年の目標です。笑
例によって長くなりました。
まだまだやりたい事はあります。
一日でも多く、幸せを感じられる、そんな一年にしましょう!
菅野
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